オーストリアの取り組み

 

Expo 2025: オーストリア・パビリオン テーマは「未来を作曲」

「今年、オーストリアでは万博が非常に大きな注目を集めています。ウィーン万国博覧会150周年という記念の年を迎えた記念行事が催されているのですが、この万博は日本が初めて参加した国際博覧会でもあります。そして私たちは今、将来を見据えて、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)への出展に集中的に取り組んでいます。日本とオーストリアは、経済的、政治的、文化的に大変良好な関係を築いてきています。
それ故に、次回の万博は私たちにとって特別な意義を持っているのです。そこで私たちは、親密な協力関係をさらに深めるために、早い段階から「Road to Expo (万博への道)」をスタートさせました。 そのハイライトの一つが、ここ大阪でのオーストリア・パビリオンのプレゼンテーションなのです」
オーストリア連邦産業院のフィリップ・ガーディー副総裁はオーストリア連邦産業院、AUSSENWIRTSCHAFT AUSTRIA (貿易局)のミヒャエル・オッター代表、EXPO 2025 オーストリア プロジェクト責任者 アルフ・ネテック氏と共に、2025年大阪・関西万博におけるオーストリア・パビリオンとコンセプトを紹介する記者会見にて、このように述べています。

この会見は、オーストリアの「Road to Expo」プロジェクトに含まれる数多くの施策の1つであり、両国間の良好な経済関係を強化し、共通の将来の課題について意見を交わすことを目的としています。オーストリアでのウェビナーやワークショップ、日本での企業プレゼンテーション、視察や展示会といった多彩なイベントを万博の開催前からスタートし、会期中、さらには開催後にわたって企業向けに開催していきます。オーストリアにとって、日本は経済パートナーとして、そして世界的なイノベーションのリーダーとして非常に重要な存在となっています。

オーストリアは傑出した設計による壮大なパビリオン建築で、注目を集めています。 オーストリアの設計事務所 BWM Designers & Architects は、デザイン事務所 facts and fiction と共に、展示会のコンセプトにマッチした作品でデザイン コンペティションを勝ち抜きました。着工は万博開幕の1年前となる2024年の春を予定しています。

日本とオーストリアの関係を強化

日本はオーストリアにとってアジアにおける最も重要な経済パートナーの一国であり、高い関連性を持っています。日本の貿易統計によると、オーストリアからの輸入額は2022年に3000億円を突破しました。 これは、前回の記録的な年である 2021 年と比較しても20%を超える大幅な増加となっています。両国にとって最も重要な共通経済分野は、機械工学、自動車産業、半導体産業です。 万博では、オーストリア経済の強みと成果を世界に紹介するユニークなプラットフォームを提供いたします。

「日本の持つ多様なイノベーションと伝統への意識は、オーストリア企業にとって極めて魅力的です。関西地域全体への新たな投資の焦点となる大阪・関西万博は、オーストリア企業にも多くの機会をもたらすことになるでしょう」と、オーストリア共和国連邦労働・経済省、マルティン・コッハー大臣は強調します。

両国の良好な経済関係は1869 年のオーストリア使節団の日本訪問を機に始まった長きににわたる外交関係に基づいています。1873 年のウィーン万国博覧会への日本の参加は、文化的な魅力と深い関係性を明確に打ち出しています。 その頃よりオーストリアには多様で独自性に富んだ日本の美術作品がコレクションとして所蔵されています。中でも有名な例として、グラーツのエッゲンベルク城が所蔵する「豊臣期大坂図屛風」が挙げられます。ここにはかつての大阪城と城下の姿が詳細かつ魅力的に描かれています。

オーストリア・パビリオン: 音楽に導かれて

パビリオンの来場者は、音楽に導かれ、過去から未来、既知のものから未知のものまで、現代のそして最新のオーストリアへと誘われていきます。視覚的なリズムを与え展示をガイドするのは、遠くからでもよく分かる、空に向かって壮大に立ち上る螺旋系のオブジェです。さらに近くに寄ってみると、それが木の板をネジで固定した非常に大きな楽譜であることがわかるでしょう。
パビリオンは関係性、人々、アイディアというテーマに沿って分けられた3つの展示エリアで構成されています。 過去から現在そして未来へと、来場者はパビリオン内を音楽に導かれていきます。
ハイライトとなる展示室は「未来を作曲」。ここでは、来場者が自分に関連する未来のテーマを選択し、その選択がこの部屋の視覚的および音響的世界に影響を与えていきます。 来場者は一緒に感動的なショーを創造するだけでなく、相互に交流しながら明日の世界を作曲していくのです。

2025 年大阪・関西万博におけるオーストリア – www.expaustria.at
オーストリア・パビリオン「未来を作曲」では、音楽というテーマを用いて、来場者を明日の世界という重要な課題に導き、心に響く未来を共に作曲していきます。オーストリア・パビリオンの構想と建築デザインは設計事務所BWM Designers & Architects、展示コンセプトとデザインはデザイン事務所 facts and fictionによるものです。オーストリア・パビリオンは対話型のプラットフォームとして、オーストリアの多様性と可能性を紹介します。オーストリア連邦労働・経済省が総費用の 75% を、オーストリア連邦産業院が25%を出資。2025年日本国際博覧会「大阪・関西万博」は2025年4月13日から10月13日まで開催されます。